接骨・はり・きゅう・あん摩マッサー・吸玉って何するの?

街中には最近「接骨院」やら「整体院」、「マッサージ」「鍼灸院」などが溢れていて違いがよくわからないですよね?(当院もそのひとつなのですが・・・)

こちらでは当院でやっている業務について紹介します。


接骨(ほねつぎ)

外傷に対する中医学の療法。日本伝統の柔道整復術の源流です。

骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷・筋腱などの軟部組織の損傷の治療ができます。(健康保険適応)

スポーツ外傷も取り扱いします。

慢性的な足腰の痛み、肩こりなども保険適応外ですが、治療対象です。電気治療・温熱療法を組み合わせての治療になります。
電気治療・温熱治療についてはこちら→

あん摩マッサージ指圧

マッサージ師とはよく耳にしますが、厳密には国家試験を通ったあん摩・指圧マッサージ師しかマッサージ師と名乗っちゃいけないのです。あん摩マッサージとは中医学の経路理論に基づいており、自然治癒力を高め、身体全体のバランスを整える手技です

筋肉の疲労物質の排出を促したり、血行を促進し、神経を興奮させたり、鎮静させる効果あります。
腰痛、五十肩、バネ指、腱鞘炎、足の痛みなどの辛い症状に効果が出ます。

はり・お灸

東洋医学独特の療法のひとつ。

鍼(はり)は身体の表面に機械的な刺激を与えて病気の治療や予防を行います。いわゆる「つぼ」という身体の中と外をつなぐ経絡を通して変調を調節し正常に戻します。
古来の治療法ですが、現在では欧米でも臨床試験が行われ注目されています。
痛みも少なく、使い捨ての鍼を使うので衛生面でも安心です。
お灸はよもぎの葉からつくられる「もぐさ」の燃焼により温室刺激を期待する治療法です。
鍼同様、身体に刺激を与えることで生体反応を導き出し、病気の治療や予防を行います。
よもぎは「殺菌・消炎・保湿効果」にすぐれ、止血剤として使用されてきました。冷え性や足の疲れ、便秘、食べ過ぎ、飲みすぎなどの症状に効果を発揮します。
冷え性がひどくて夜寝つきにくい方は写真のように足にお灸をすると夜ポカポカしてぐっすり眠れますのでおすすめです!

 


吸玉(カップリング)

吸い玉とは中国やヨーロッパなど東洋・西洋ともに行われてきた伝統的な治療法です。

カップのようなものを人間の体にくっつけて、中の空気を抜いて気圧を下げ、身体の中の老廃物を表に吐き出し、血行を良くします。

効果としては『こり・疲れ・むくみ』などに効果があります。有名人やスポーツ選手も愛用しており、リオデジャネイロ・オリンピックの水泳で金メダルを獲得したマイケル・フェルブス選手も使用していたと注目されています。

つねられるような感覚があり、痛みはありますが、効果もしっかりあっておすすめです。

赤いあとができますが、1週間くらいで消えます。

 


★突然ですが、吸玉Q&A!

吸玉の治療を受けるにあたって質問が多かったのでこちらに主なものを載せておきます。

Q どんな格好でいけばいいの?

A 吸い玉は頚から足までできる範囲が広いです。希望の範囲の場所をあけれる服なら大丈夫です。また、当院にはお着替えも準備しているので気軽にいらしてください。

Q 施術は男性がやるのですか?

A 院長が行いますので「男性」になります。抵抗がある方は無理にとは言いません。しかし、当院の吸玉利用者の7割が女性です。皆様、衣類を身に着けたままの施術ですし、特に気にされていない様子です。夜間以外は女性の事務員が在住しております(例外あり。)細かいことが気になる方はお電話でも気軽にご質問ください。

Q 赤いアザができると聞いたのですが、どれくらいで消えますか?

A 個人差にもよりますが、7~10日くらいかかります。徐々にうすくなりますが、背中を出したり水着を着る予定がある方はご注意ください。

Q 吸い玉をおすすめできない人っていますか?

A 以下のような方には吸い玉は行えません。

  • 皮膚表面の炎症症状がある方(アレルギーや腫れ・傷なども含む)
  • 妊娠中
  • 発熱時・飲酒後・食後すぐ・体調不良時
  • 脳出血直後・急性脊髄炎・てんかん・急性伝染病や感染症
  • 高度の動脈硬化に伴う高血圧または極度の貧血
  • 弁膜症などの心臓疾患
  • 結核・悪性腫瘍・血管の異常(静脈血管・動脈瘤)

Q カップはキレイなものを使ってくれていますか?

A カップは毎回使用後ていねいに消毒しておりますのでご安心ください。


※当院はすべての手技に国家資格をもっているスタッフが行いますのでご安心ください。

※当院では姿勢矯正産後の骨盤矯正も相談に応じて行います。

※またスポーツ経験者のスタッフによるテーピングストレッチ指導も行います。


予約・空き状況確認ならこちら


はり・きゅうって効果あるの?

★意外にすごい鍼(はり)・灸治療

なんとWHO(世界保健機関)は鍼灸治療の有用性を認めた病気もあり、2016年10月WHOは正式に鍼灸を含む東洋医学が国際疾病分類に加わることを発表しました。今後中国・日本発祥の東洋医学は国際的に注目されるでしょう。

また日本では鍼灸・あん摩マッサージには医師の同意があれば健康保険適応で治療がうけられます。

WHOで効果の有用性が認められている疾患

神経系疾患
  • 神経痛
  • 神経麻痺
  • 脳梗塞後遺症
  • 頭痛
  • 痙攣
  • 自律神経失調症
  • めまい
  • 不眠
  • ノイローゼ
  • ヒステリー
  • 神経症

運動系症状

  • 関節痛
  • 頸椎捻挫後遺症
  • 腱鞘炎
  • リウマチ
  • 肩こり
  • 五十肩
  • 外傷の後遺症(骨折・打撲・むち打ち・捻挫)

循環器系疾患

  • 心臓神経症
  • 動脈硬化症
  • 動悸・息切れ
  • 高低血圧

消化器系疾患

  • 胃腸病(胃炎・消化不良・胃酸過多・下痢・便秘など)
  • 胆のう炎
  • 肝機能障害
  • 肝炎
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 痔疾

代謝分泌系疾患

  • 糖尿病
  • 痛風
  • バセドウ病
  • 貧血
  • 脚気

呼吸器系疾患

  • 気管支炎
  • 喘息
  • 風邪および予防

生殖、泌尿器系疾患

  • 膀胱炎
  • 前立腺肥大
  • 尿道炎
  • 腎炎
  • 尿閉
  • 性機能障害

婦人科系疾患

  • 更年期障害
  • 生理痛
  • 乳腺炎
  • 冷え性
  • 月経不順
  • 不妊

耳鼻科系疾患

  • 中耳炎
  • 耳鳴り
  • メニエル病
  • 難聴
  • 鼻出血
  • 蓄膿
  • 咽喉頭炎
  • 扁桃炎

眼科系疾患

  • 眼精疲労
  • 結膜炎
  • 疲れ目
  • かすみ目
  • ものもらい
  • 仮性近視

小児科疾患

  • 小児神経症(夜泣き・かんむし・消化不良・偏食・食欲不振・不眠)
  • 小児喘息
  • アレルギー性湿疹
  • 耳下腺炎
  • 夜盲症
  • 虚弱体質の改善

上記のうちに当てはまる症状はありましたか?一度、お試ししてみてはいかがでしょう?→ネット予約はこちらから


はり・灸の治療はアジアのみでなく欧米などでも採用されています。近年ではNHI(米国国立衛生研究所)が科学的に病気に対しての鍼灸療法の効果と根拠、西洋医学の代替治療法として有効性を発表したこともあり注目が高まっています。

はりなんて痛い、お灸は熱そう、と思う方もいますが、見た目ほどではありませんし、使い捨てのはりを使用しているので衛生面でも心配ありません。